INTERVIEW

環境や周囲が変化していくなかで、自分自身だけが昔のままだと気づいた時、「第二の人生」をイメージして転職を考え始めました。「BtoBの仕事のままで良いのだろうか?」など、色々と悩みましたね。

MATSUDA HIROSHI 松田 浩

ガス機器アドバイザー

2025年8月に54歳で入社しました。前職は総務系の管理職です。新卒で入った会社に30年以上在籍していましたが、息子も独立し妻と二人になったことを機に、「第二の人生」を踏み出すつもりで転職を決意しました。

入社当初はがむしゃらに働いて、それはそれで楽しかったのですが、次第に仕事でストレスを感じるようになりました。

 キャリアは、某メーカーの営業アシスタント業務からスタートしました。営業担当者が受注した製品の受発注業務や、さまざまな手配などが主な業務です。東京、広島、大阪など、転勤も何度も経験しました。単身赴任でしたので、仕事に打ち込みましたね。寝るためだけに帰る部屋、食事は外食やコンビニで済ませるという、典型的な単身赴任の生活でしたが、当時は楽しかったです。
 33歳ごろに初めて部下を持ちました。内勤系の管理職として、部下のモチベーションマネジメントが私の業務の大きな部分を占めるようになりました。少ない人数ではなかったため、部下の査定・評価にも大変苦労しました。その頃から、仕事のストレスがどんどん溜まっていきました。会社は大きくなり、仕事はシステマチックになり、周囲の環境は変化し続ける。おまけに上司との折り合いも悪くなってきた(笑)。

これからの人生を考えて、初めての転職を決断しました。

 同年代の多くの方が経験するであろう、親の介護や自身の病気、親の死去、そして子どもの独立などの出来事があり、自分自身のこれからの人生を真剣に考えた末の転職だったのです。特に、自分の身近な人たちと過ごす時間のことをじっくりと考えました。
 社会に出てからずっと同じ会社にいましたので、辞めると決めた時、当初は妻も息子も「本当にそれで良いの?」と心配していました。自身の考えを話していくうちに、「もうそれで良いんじゃない」という感想に変わりました。一度決めたら徹底的に転職活動を行い、あらゆるサイトに登録し、履歴書を送ったのは30社を超えます。これからのライフスタイルもイメージして新しい仕事を探しました。BtoBの業界でしたので、一般のお客様を対象にした仕事はどうかな?と漠然と考えたりもしました。

身近な人たちと過ごす時間を考えていた時に出会った新しい職場。

 クラッセルグループを知ったのはハローワークの求人票でした。想像していなかった業界でしたが、「今までの経験を活かせる」、「自宅から勤務地が近く転勤がない」、そして「一般のお客様が対象」という条件がぴったりでした。
 仕事の「やりがい」も一番ですが、妻や親、身近な人たちと過ごす時間のことをじっくり考えました。自分自身のことだけを考えているだけでは駄目だと思ったのです。